キーエンスを調べてまず驚くことは、人材を非常に大切にする考え方です。キーエンスにとってはまさに人材=人財になっています。「人件費は経費にあらず」という理念を給与面から明確にサポートしており2007年時点でのキーエンスの社員の平均年収は約1400万円、キーエンスにおける生涯給料は実に6億1804万(絶句・・・)という高額なものになっています。当然それだけの年収ですから、キーエンスの業務は激務(特に頭を使う面において怠惰であることは決して許されていない)ですが、離職率も5%程度という低さですから、給与・年収と激務を天秤にかけた場合、キーエンスは、やはり格段に高い処遇を社員に与えている会社であるといえるでしょう。
キーエンスの採用は技術系の学生の中で非常に高いことで知られています。なぜならキーエンスは早くから世界展開を重視して海外拠点を設け、世界全体と直接交渉できる人材を自社でスパルタで育て上げる、激務だけれど、キーエンスで働けば、その分国際社会で通用する一流のビジネスマンになれると評判になっています。社内教育は、通常営業時間中ではなく営業時間後に行なうといったスパルタ振りです。キーエンスの激務に磨かれて一流のビジネスマンになりたい方、キーエンスの採用に応募してみてはいかがでしょう。
キーエンスの社名の由来は、キー オブ サイエンス(技術の鍵)となるという意味で1986年にそれまでのリード電機という社名から変更してつけたとのことです。
キーエンスのバーコードリーダーといえば、やはり二次元バーコード、QRコードを扱うバーコードリーダーが有名です。
QRコード以前のバーコードば、ジャンコードに代表される、国際規格で定められた一次元のもので、バーコードに含められる情報量も少なく仕組みも簡単なものでしたが、世界中でつかわれたため、商品型番がバーコードで表現できる数を上回ってしまったために、コンパクトでありながら、大量の情報を持たせることができる2次元バーコード、QRコードが考案され、そのQRコードを扱う高性能なバーコードリーダーの開発者としてキーエンスが高いシェアを持つに至りました。
二次元バーコードであるQRコードは、従来のバーコードと異なり、読み取りに使われる角度は様々ですし、読み取る情報量も従来のバーコードの数百倍になりますので、QRコードのバーコードリーダーでトップブランドであり続けているキーエンスは非常に高い技術を持っているということが分かります。
現在携帯電話などでURL読み取りにも気軽に使われるようになったQRコードは、モデル1,2とミクロQR、データマトリックスコード、PDF417などありますが、キーエンスはこのような新世代のバーコードを扱うための周辺機器で高いシェアを持ち続けているわけです。すごいですね。^^
キーエンスの技術開発はもちろん、自社内です。技術を蓄積し続けていますから、キーエンスは従来も電子機器業界で優秀な会社として発展しつづけるであろうことは想像に難くありません。特許権(パテント)収入などの知財もかなりな規模になっていますし、ね^^。
キーエンスが新たに出した新型顕微鏡がまた、評判を呼んでいるようです。常に新しい技術、世間にない技術を開発し続けるキーエンスの次なる大ヒット商品誕生の予感がぷんぷんしてきますね。^^今後のキーエンスの新製品にますます期待がもてます。キーエンスの今後の株価にも期待しています。